
こんにちは!メンタル心理カウンセラーのカナです。
このブログでは自身の経験からパニック障害を乗り越えるための工夫や気づいたこと、セルフケアなど、パニック障害にまつわるアレコレをお伝えしていきます。
今回は「パニック障害で運転ができなくなった私の体験談」というテーマでお話していこうと思います。
以前、私は車を運転しているときに動悸と息切れがあり、運転を続けられなくなってしまいました。
その後も運転すると似たような症状が出て事故を起こすのではないかと不安になり、運転を避けるようになりました。



車の助手席に乗るのも少し怖いんです…。
私が住んでいるところは地方なので、大人1人に車1台所有…といった車社会です。
そのため、最初は運転できないことに対して肩身が狭かったのですが、今は運転ができない状況も自分の中で受け入れられるようになってきました。



子供の親子遠足も自家用車で現地集合でした。そんな時って運転ができないとツラいんですよね。
個人の体験談になりますが、運転中に最初のパニック発作が出てからの経緯を書きましたので、どうぞご覧ください。
- パニック障害で運転ができなくなった経緯
- 運転免許の返納について
- 車の運転ができるようになるには
パニック障害で運転ができなくなる
最初の発作は娘が0歳の時に運転して寝かしつけをしていた時。
もうすぐ家に帰るという頃に胸がドキっとし、すぐに頭が混乱し、恐怖感とともに心臓の響きが頭まで伝わってきました。
胸の圧迫感とともにハンドルを握る手は汗でべっとりとなり、脚が麻痺した感覚です。
アクセルを踏む足に力が入らず、車線の路肩に車を寄せて停車。その間も、心臓の高鳴りも息苦しさも胸の圧迫感も消えなかったので、15分ほど深呼吸をしたり脚をさすったりしました。
停車位置から家が近かったので、その日はノロノロ運転でやっと帰ることができました。



あの時の恐怖がトラウマのようになってしまいました。
その日から、運転することが怖くなり、5年経った今でも運転はしていません。
現在は徒歩を中心に、バスや電車やタクシーを利用して移動しています。(他の人の車に同乗させてもらうこともあります。)
運転免許は返納した?


結論からお話しますと、運転免許の返納はしていません。
パニック障害が寛解して、また運転できるようになるかもしれない、と考えてのことです。



運転しないので、免許更新のたびにゴールド免許ですね。。笑
運転免許の返納をする・しないはあなたの自由です。マイナンバーカードも登場して、免許証が身分証明書として使う場面も減ってきていますし。
ただ、運転免許を返納した後にまた運転したくなったら再び教習所に通わなくてはいけないので、その点は注意が必要です。
車の運転ができるようになるには


私は運転しなくてもなんとかやっていける環境だったので車を運転しない生活になっていますが、運転ができるようになりたい場合は、「パニック発作が出ても路肩に停めたり休憩しながら運転すればなんとかなる」という気持ちを持つことが大切です。
そして最初は「これでもか!」というくらいスモールステップで運転に挑戦してみましょう。ポイントはとにかくハードルを低くすることです。
- 車の運転席に座ってみる
- エンジンをかけてみる
- 信頼できる人に助手席に座ってもらう
- そっとアクセルを踏んでみる
運転を避けることでより不安が大きくなってしまうため、少しでもいいので行動を起こし、振り返ってみるといいです。
- こういう場面が苦手なんだな(渋滞・トンネルなど)
- 空いている道なら自分でも運転できそう
- 少し動機があっても冷たい水を飲めば運転できる
きっとこのように気づきがあるかと思います。
スモールステップの同じ行動を何回やっても大丈夫。「できた!」という自信が付きます。慣れてきたら次のステップに進めばいいのです。



うまくできなかった場合でも、挑戦した自分を褒めましょう。自分の一番の味方は自分ですから。
運転ができるようになったら「どんな場所に行きたいか」「何をしたいか」を考えるとやる気がでるのでおすすめです。
1人での運転が怖い時は、信頼できる人に同乗者になってもらって運転してみましょう。
おわりに
今回は「パニック障害で運転ができなくなった私の体験談」というテーマでお話しさせていただきました。
- パニック障害で運転ができなくなった経緯
- 運転免許の返納について
- 車の運転ができるようになるには



地方だと運転のスキルってほぼ必須なんですよね。私も症状が落ち着いてきたら運転にチャレンジしてみます!
では、本日も体調に気をつけて素敵な1日をお過ごしください。
カナでした。